社会ニュース
- 5月12日(水)19時42分過労死、遺族が会社と労組を提訴
「過度の長時間労働が原因で過労死した」として02年2月に脳出血で死亡したシステムエンジニアの男性(当時30歳)の遺族が12日、勤務先のコンピューターシステム会社「エスシーシー」(東京都)と同社の労働組合を相手に1億4000万円余の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。原告側によると、過労死で労組が提訴されたのは初めてという。
訴状によると、高血圧症だった男性は死亡する半年前から毎月の残業の大半が60時間以上に上っていた。労組については「時間外労働が月30時間以上に及ぶ場合は、労働協約で労組と会社側が仕事の分担など対策を協議することになっているのに、行っていなかった」と主張し、1000万円の賠償を求めている。同社と労組側はいずれも「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。【渡辺暖】(毎日新聞)